2010/10/17

テレビ局を辞めた理由

 じいちゃんばあちゃんと相性がいいのは子どもの頃ばあちゃんに育てられていたからだとおもいます。基本的にばあちゃんは孫を可愛がりますしわがままが許されるので自分の好きなように振る舞うというのが自然と身についているのでしょう。長野の住民ディレクター講座でテレビ局を辞めた日のことを話していましたがある日突然の退職に至ったのも自分がやろうとしていることができない、違うことをやらされることにそのまま反応してしまったといま振り返ります。


 やろうとすることがあるのにそこ(テレビ局)ではできないことがはっきりして考えていることをやるための選択が「会社を辞める」であって結局は創ることでした。新しい場を創る。ある日のある晩、ある仕事をわたしにやらせようとする上司にその場で会社を辞めますと伝え帰ってきてしまったのは若気の至りとかではなくリンゴが熟してぽとりと落ちるようなものでした。実際に辞めたのは事務処理をしたり引き継ぎをして2ヶ月ぐらい後になりましたが気持ちはその夜に切れていました。


 決断というのはそういうものなんでしょう。あれこれ迷って決断するときもありますが自分の中でやれることを次々とやってきて次もハッキリ見えているのにそれができないならできるように決断する。少なくともあれから15年、今日現在はあの決断は正解でした。あの頃に構想していたことが目の前にきています。ずっとやってきましたから。




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