2010/06/09

精神の伝承

 表現することが自分を変え、人(他者)を変え、地域を変え、国を変えるということが実感としてわかってきました。井上ひさしさんが亡くなっていろんな特集が組まれています。先日NHKでも特集がありました。小林多喜二について井上さんは父上のこともあって特別な気持ちを持っておられたようです。すでに生存中に書かれ、小松座で上演されているようですがホールの席で見ていた井上さんは泣いていたそうです。井上さんは小林多喜二を表現されて亡くなりましたがこの作品を書くときは洗面所で顔を洗って鏡に映る顔を見たら父上そのものだったと話されていました。


 表現することの中身は小林多喜二が蟹工船などでずっと描いていたことで父上が続き、井上さんが知らず知らずのうちに精神に引き継いでいたのでしょう。蟹工船は教科書で触れただけでまだきちんと読んでいませんが逆にNHKの番組で蟹工船の世界を垣間みた気がします。精神の伝承は圧倒的な存在の重みを持って伝わってきます。



八百万人紀行(やおよろず・ひときこう) http://www.yaoyorozu-hito.jp/ 住民ディレクターNews http://blog.goo.ne.jp/0811prism いだき http://www.idaki.co.jp/




0 件のコメント:

コメントを投稿