2010/04/02

タケル

 10代はほとんど兵庫県から近畿地域にいた。20代直前から半ばにかけて中国・四国地域にどっぷりいた。20代半ばからは九州を随分と歩いた。そのまま熊本に中心を置き、全国行脚がはじまった。しかしこの頃はテレビの電波に乗っかっていることが多かった。40代前半からは自らの足で日本列島を歩きはじめた。同時に海外も歩いたがこれはまだ自分の足ではない。

こうしてみると九州とのご縁は不思議だ。網野善彦さんに寄ると沖縄、西日本、関東、東北以北は元々違う国だといわれている。国というのはプリズムでいう「國(くに)」のことと近い感じだとおもうが大きな地域のことだろう。たまたま京の都の外れの加古川という土地に生まれ、西へ西へと向かっていたら突然、逆流のように関東、北陸、東北へと流れが動いた。

ヤマトタケル、クマソタケル、イズモタケル、・・・自分史を紐解くと結構不思議な旅をしてきている。学問的には全く頼りないが八百万(やおよろず)人紀行はそんな自分史の紐解き作業でもあると感じている。名もなき人々の小さな営みが重なり合うように繋がって創造されるある何かの力。住民ディレクターといい、Action Media というのはそんな小さな営みが無理なく繋がるように土壌を開拓する人との出会い、道具の開発を求める気持ちが自分自身の奥深くにあるから。






八百万人紀行(やおよろず・ひときこう) http://www.yaoyorozu-hito.jp/
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いだき http://www.idaki.co.jp/

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